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▼生産者情報
斎藤養蜂園
住所:青森県青森市
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“転地養蜂(てんちようほう)”という、花の咲くタイミングにあわせて、ハチとともに日本列島を縦断しながら、はちみつを採集する斎藤養蜂園。
「24時間ぶっ通しで運転するんです。交代しながら」
ご夫婦お二人で夜通し運転し、南は鹿児島、北は北海道まで、トラックで大移動をする斎藤さんとミツバチたち。
5月、りんごの花が開花するタイミングにあわせ、数か月ぶりに九州から青森へお戻りになった。
すぐに北海道へまろにえのはちみつを採りに移動されるという、そのわずかで貴重なお時間をいただき、お話を伺った。
【風味の特徴】
年に10日間ほどしか咲かない白とピンクの可憐で小さなリンゴの花。その貴重な開花のタイミングで採集するリンゴのはちみつは、やわらかなフルーティーさがあり、クセが少なく、オトナも子どもも食べやすい味。
▼はちみつ(れんげ)はこちらから
https://schuzlmither.official.ec/items/68779343
▼はちみつ(ぼだいじゅ)はこちらから
https://schuzlmither.official.ec/items/73520350
【商品価格】
・はちみつ_りんご(170g) ¥780
・はちみつ_りんご(500g) ¥2,120
花にあわせて走る生活
夫・年正さんが学生の頃、時代は『学生運動』の真っ只中だった。紛糾が激化するなか、大学の受験が取りやめになり、それを機に日本各地を放浪しながら、旅先で働くような暮らしをした。
年正さんが26歳のとき、読んだ本から『転地養蜂』の仕事を知り、心惹かれ、北海道の養蜂場で転地養蜂の修行を積んだ。
その後独立し、いまや御年70歳を超え、妻・みちこさんとともに、日本全国を縦断しながらはちみつを採集する生活を毎年つづけている。今回は、みちこさんからお話を伺った。
「11月に北海道から移動して、九州で越冬するんです」
北国の冬の本格的な寒さからハチを守るため、夜遅い時間に出発し、24時間ひたすら2人で交代しながら運転する。
「北海道から鹿児島まで、2,400kmだから、24時間で着くでしょ」
ほとんどトイレ休憩しか取らず走るのは、何よりもハチの体調を考えてのことだ。"走りつづけないと、ハチが死んでしまう"、命を扱っているからこそ、細心の注意と工夫を施し、長距離移動を遂げる。
「人のふんどしで相撲をとる」自然が相手のしごと
3月末頃から九州で蜜の採集がはじまり、5月に青森でりんごの花、その後北海道でまろにえやあかしあなど、ぜんぶで6種の花から採蜜している。
「10年前なら、一冬でどれくらいのハチが減るか予想がついてましたけど、今は予想ができなくなりました」
近年では、ヨーロッパで禁止されているような農薬が使われる畑の影響で、何ヶ月もかけてハチがいなくなることがある。れんげの花畑には、豆科につく外来種の害虫があらわれ、花の色が変わり、種が落ちず繁殖しにくくなった。
農家さんにお願いして、花の種を蒔いてもらうが、それでもなかなか蜜がでない。長崎から侵入したと思われるその虫は、温かい気候のなかでしぶとさを発揮している。
「自然を相手にしていると、人間なんて無力です」
みちこさんは毎年変わりゆく自然環境を目の当たりにし、「人のふんどしで相撲を取るようなものですから」とやわらかな声で話した。
変わりゆく自然環境、未来はどうなるかわからない
「杉の木の伐採といっしょに、とちの木なんかも切られてしまうんです。」
国際情勢の影響などもあり、需要が増加しつづける国産木材。人気の杉材などは、その木とともに周辺の木々も伐採されていく。
それに伴い、とちやあかしあなど、木の花から採集するハチミツは取ることが難しくなる。ご子息から家業を継ぎたいとの申し出があるも、先を見越してどこまでこの仕事がつづけられるか。
自然を相手に、みえない未来を託すには、慎重にならざるを得ない現実がある。
お湯でじっくり湯煎、ミネラルを残す
「48度、家のお風呂の一番アツイくらいの温度であたためます」
斎藤養蜂園では、採集したあとに濾し布でゴミ取り、そのあともう一度ごみを取る際に、ハチミツを濾過できるよう湯煎であたためる。
「熱処理をすれば結晶化しにくいけど、ミネラルがなくなるので」
多くの場合、ハチミツを加熱処理し、煮詰めることで不純物を取り除きやすくしたり、結晶化しにくくする。しかし、高温加熱することで、風味が飛ぶだけでなく、ハチミツに含まれる貴重なビタミンやミネラルが減ることも懸念される。
温度帯に気を遣うお話を聞き、斎藤養蜂園のハチミツが、なぜさらりとしたテクスチャーで使いやすいのかに納得がいった。
九州から北海道まで、毎年の四季の変化を肌で感じる
「今日の夜、フェリーで北海道にいって、花の様子をみてきます」
青森でリンゴの採蜜がひと段落し、すぐさま次の拠点へ移動する。みちこさんはこの日、花の状況を事前確認するため、単身で北海道へ向かうという。
たくさんのご移動に、疲れませんか?と質問すると、
「でも、じっとしてられないかもしれませんね。たしかに疲れることはあるけど、楽しくて動きたい気持ちになります」
そうにこやかに答えるみちこさん。決して簡単ではない、重労働の伴う仕事であっても、自然との共生である採蜜作業を、心から大切に取り組まれてることが伝わる。
九州や青森、北海道など、それぞれの土地柄、人柄を毎年季節とともに味わう転地養蜂の生活。斎藤養蜂園のお二人から見える地球の変化は、これからさらにどのようになっていくのだろう。
日本列島を知るからこそ、自然を相手にするからこそ、わたしたちの知らない世界を大地からストレートに受け取っているお二人(そしてサポーターのまさちゃんさん)に、またその時々のみえる景色、地球の循環から感じることを、ぜひお聞きしたい。
<商品説明>
<品名>
りんごはちみつ(青森県津軽)
<内容量>
170g / 500g
<ご留意事項>
・直射日光、高温多湿を避けて保存ください
・気温が低くなるとはちみつが結晶化することがありますが、品質に影響はございません
・1歳未満の乳児には与えないでください
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