2023/05/20 12:15
はじめましての方も、ひきつづきましての方も、
こんにちは、当ショップ店主マリエです。
あらためて、このお店が目指すものを
ここに記したいと思います。
一見すると、
「青森のグルメショップのお店かな?」
と思われる方も多いかと思いますが、
このお店は、ローカルな食やモノをとおして
わたしたちが"つながり"を取りもどす
そんな場をめざしています。
--------------------------------
店主は東京生まれ・東京育ちで、
田舎を知らずに育ちました。
つねに最新トレンドにさらされ、
人もモノもいっぱい。
新しい店ができてはつぶれ、
人はどんどん入れ替わる。
ものすごいスピードのなかで、
自分がどんどん消耗していく
感覚がありました。
SNSでかんたんに人とつながれる反面、
隣にだれが住んでいるかわからない生活。
わからないことは何でもネット検索。
ボタン一つで解決する便利さ。
にぎやかな街のなかで、
自分がどんどん地球から孤立していくような
不思議な気持ちでした。
スーパーにならぶ食料品は
どれもきれいに包装され、
どれくらいの期間をかけて、
どんな姿で育ったか
買う人はまったくわかりません。
生産者ー消費者の分断。
暮らしもすべてがシステム化、
サービス化されて
自分で解決する能力を失う
危機感がありました。
空を見上げても、
建物が視界をふさぎ
星空はみえない。
あまりの情報の多さ・スピードから
「生きている」という実感や、
「地球の一部である」ことをみえなくし
自分自身の感覚もマヒしていくような
そんな気持ちがありました。
--------------------------------
わたしたちが本質的に
「しあわせ」を感じるのは
どんなときだろうと考えると
ひとつだけ言えることは
「しあわせの感覚は人それぞれちがう」
ということ。
だから、
「自分がなにをしあわせと思うか」
を知ることはとても大事で、
人がやっていることをマネしても
自分が幸せになるとは限りません。
都会的な情報の選択肢だけでなく、
ローカルにしかない、特有の個性が
だれかにとっての「しあわせ」の
ひとつの選択肢になるのかもしれない。
そう思い、ただ「買う」だけでなく
「買うことでつながる」ようなサービスを
届けたいと思うようになりました。
過去のわたしのように
都会で孤立してる人が、
地域と・地球とつながりを取りもどし、
おなじ地球に生きる仲間として
おたがい支えあえるような関係性をめざして。
--------------------------------
はじまったばかりの当ショップは、
とても大きな可能性を
もっているように感じます。
それは、お客様お一人お一人が
届けてくださるお声が
すべてを物語っているように思います。
自分が「あったらいいな」と
思ったサービスですが、
感性ゆたかで、魂が宿ることばを
届けてくださるお客様たちとつながれたこと。
魅力的な製品を信頼して預けてくださる
生産者さまとつながれたこと。
このことが、まだ駆け出しの立場でも、
ものすごく貴重な財産を
お預かりしたと思っています。
まだまだ小さな一歩ですが、
食と地域をとおしてわたしたちがつながり、
「自分の特別をみつける場所」として
ご愛顧いただけるお店を目指していきます。
ご拝読いただきありがとうございました。
Schuzlmithernic Life
店主 マリエ