飲めばわかる抵抗の少なさ、体に染み込む不思議な感覚

はじめて白神山地の水を飲んだとき、驚くほどするすると喉を通り、「この水は一体何だ？」と不思議に思った記憶がある。

それほどまでに、これまで飲んできた水とは異なる感覚。なぜなのかお聞きしたところ、白神山地の水は『硬度0.2mg』という非常にめずらしい超軟水だという。
さらに、国内に流通する飲料水の多くは加熱殺菌処理されるなか、白神山地の水は非加熱殺菌のミクロフィルターでろ過する処理方法により、水の持つ本来の特性を失うことなく保持している。

加熱処理しないからこそ、水中に含む酸素が豊富に残ったまま、私たちの口の中でまろやかかつ繊細な味わいをもたらす。

あくまで「自然の一部をいただく」という考え

日本で、飲料水が流通し始めたのは1980年代頃とされる。日本がどんなに水源の豊かな国といえど、飲料水の過剰な供給は一部の自然に大きな負荷を課す。この数年、特定の地点から集中的に採水をし続けることで、水源の枯渇や地盤沈下といったトラブルが国内外問わず問題視されるようになった。
今や当たり前となった「水を買う」という習慣だが、有限な資源をいただいているという感覚を、私たちはつい忘れがちである。

白神山地の水に感銘を受けたのは、水を地下からポンプで汲み上げるといった自然に対する強制的な手法は取らず、あくまで"湧き出る水"のうち、設置したパイプへ自然に流入する水だけを、山林の傾斜のチカラだけで採水している点だ。

「採水するのは、湧き出る水の10％未満」

9000万年以上の歴史が紡ぐ地質と、豪雪地帯という過酷な環境で生き伸びる、豊かな生態系の命を支える水。人間の都合だけでなく、自然との共生のなかで考えられた採水方法を守る、自然への尊厳を大事にする企業姿勢だと感じた。

水がつなぐ無数のご縁、形を変える際限ない進化

白神山美水館の代表取締役・太田正史さんに、この事業のどんなところに面白みややりがいをお感じになるかお聞きした。

「水を通じて、いろんな人と知り合うこと、つながることがすごく面白いです」

白神山地の水は、コーヒーの世界大会で一位を獲得した際に使用されたり、ミシュラン3つ星を獲得する料亭の出汁に使われたりと、最高位の世界戦で重宝されている。
シンプルな【水】だからこそ、あらゆるプロフェッショナルの手に渡り、形を変えて素材の味を引き立てる。【水】にしか成しえない、変化が生み出す新たな人との接点やおいしさの発見が、この水の大きな魅力だ。

白神山地という極寒の地だからこそ、人為的な影響を受けにくく、守られつづける神秘の水たち。その水は、使う人によってさまざまに形を変え、魅力を増し、無限の可能性を広げる。私たちは、この水で、一旦どんなつながりを生み出せるだろう。ただ"飲む"だけで終わらない、味わい深い水の世界を、まだまだ探求していきたいと思う。

＜商品説明＞

350ml

500ml

2L

＜品名＞
ナチュラルウォーター

＜原材料名＞
水(湧水)
採水地:青森県西津軽郡鯵ヶ沢町(白神山地)

＜内容量＞
350ml
500ml
2L

＜備考＞
・直射日光をさけて保存してください。
・開封後はお早めにお飲みください。


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