流行りがおわり、つくり手が減る

南米原産のヤーコンは、その健康成分が注目され、比較的あたらしい野菜として多くの農家に栽培されるようになった。
さつまいものような見た目でありながら、中はみずみずしくシャキシャキした食感で、整腸作用のあるクラフトオリゴ糖が豊富な野菜だ。

御年86歳のツエさんは、農家として働きながら採れたヤーコンの葉でお茶をつくっている。当時、まわりにもヤーコン茶をつくる農家がいたが、今では周囲で作っている人はツエさん以外にいなくなった。

「ざくざく切って、すとんぶかけて、自然乾燥でやってる」

「おっきいくしあるから、ヤーコンくしいればいい」

ツエさんが大きな茎の部分を丁寧にとりのぞき、自然とほぐれた形で茶葉をつくる。

煮出して飲んだり、急須で飲んだり

わたしはヤーコン茶を、急須でさっと浅めに飲むのが好きだ。クセがなく、さらっとしていてタイミング問わず飲みやすい。

ツエさんは、お湯を沸かして煮出して飲むという。小さじ2ほどの茶葉を2リットルのお湯で煮出すと、温かく飲んだり、冷まして飲むこともできる。

ヤーコン茶をしっかり煮出すと、独特の苦味とクセを感じることがある。それが好きな人もいれば、ツエさんのいう「くんどいつか」(訳:飲みづらい、くどい、の意と解釈)と思う人もいる。

ツエさんいわく、糖尿病のお父さんが体のためによく飲んでいたらしい。野菜の可食部だけでなく、その葉からもしっかりと栄養をいただく。お茶を通して、大地のエネルギーを、わたしたちの力に変える。

淹れ方次第で味わいを変えながら、自分好みのおいしさで、暮らしにお茶を楽しもう。

＜商品情報＞

ツエさんのヤーコン茶

急須でさっと飲みやすく

茶葉が粉末状になる部分がございます。あらかじめご確認ください。

＜原材料名＞
ヤーコン

＜内容量＞
50g

＜ご留意事項＞
・直射日光、高温多湿を避けて常温で保存ください
・商品の特性上、商品袋の下部に粉末状の茶葉が溜まります。(＊商品画像3枚目を参照)
市販のお茶・だしパックを使うと、粉末状の茶葉がお湯に流れ出さずお飲みいただけます。
・商品画像3枚目の茶葉が粉末状になっているお写真をご確認いただき、製品特性をご理解のうえご購入いただきますようお願い申し上げます