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▼製造者情報
NPO法人 菜の花トラスト
(青森県むつ市大字田名部宇下道)
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天日干しなたね油は、通常7回ほど濾過(ろか)をするところ、濾過1回のみで抽出したもっともなたね油の原液にちかい油。なたねの味が一段と濃く、風味豊かな香ばしさが広がる。酸化しにくい性質のため、炒め物や揚げものに繰りかえし使えるほか、素材にしっかりした旨みがあるので生食にもおすすめだ。
あまりに美味しいなたね油に感動し、お話しを伺いにいった先で出会ったのは、すべてを背負ってやると決めた、人情味あふれる覚悟と慈愛のストーリーだった。
【商品価格】
・天日干しなたね油 450g ¥1,620
・天日干しなたね油 900g ¥3,024
・900g缶用専用ノズル(別売り)はこちらから
https://schuzlmither.official.ec/items/83631753
できないことではなく、「どうしたらできるだろう」を考える
青森の横浜町には、黄色い菜の花が広がる美しい農村風景があった。しかし、海外から安価な油が輸入されるようになったことで、なたねの作付面積は年々減り、菜の花畑一帯は衰退の一途をたどるようになった。
宮茂さん、桂子さんご夫妻は、自らが住む横浜町の地域を学ぶ場へ参加し、住民アンケートで「菜の花畑を残したい」という地元の声が多いことを知る。当初は、行政や農業組合など、大きな組織がやるだろうと思っていた。しかし、なかなか動きがない。
「誰かがやるしかない」
多くの住民が求める声を放っておけない。二人は、勉強会で知ったイギリス発祥の「ナショナル・トラスト運動」に倣い、菜の花畑のトラスト活動をおこなう発起人となった。
◆ナショナル・トラストとは…
歴史的建造物や自然景観を保護する目的で、市民一人一人がお金を出し合い資源や価値を守っていく活動のこと
しかし、まったく資金なくはじまった活動。地域の財団から支援を受けるも、菜の花を油に加工するには搾油機や精油機など多額のお金がかかる。活動に積極的なメンバーもいたが、役職をもつことで「何かあったら責任を取らされるかもしれない」と家族の心配を受けることがあり、トラスト活動における金銭面の不安を拭いたかった。
「お金のことは自分たちでなんとかしよう」
そう思い、足りない費用は身銭を切ってなんとか活動をつづけることにした。
二人は、元NHKアナウンサーの鈴木健二さんが青森の教育委員会を主として開催した社会人向けの塾に、それぞれ塾生として参加した。そこで、"答え"を教わるのではなく、"自分で考え、自分で選ぶこと"の大切さを教わったという。
菜の花トラストの活動においても、常に正解のない道をゆくなか、桂子さんはいう。
「できないことはいくらでも見つかる。でも、どうやったらできるだろうと考えるんです」
苦しいときでも、目の前だけではなくその先を見据え、諦めずに前進をつづけてきた。そうして菜の花トラストの活動は、2022年に20周年をむかえた。
お金がなくても、曲げない信念とこだわり
"いいものには、いいべべ着せて"
県職員の方から、商品についてそうアドバイスをもらった。手間暇をかけてつくった最上級のなたね油だからこそ、価値を伝えるためにもボトルや商品ロゴ、包装に妥協はできなかった。限られた予算で、デザイン費用をどう工面するか。
桂子さんたちは昔からお世話になっている人や、活動に理解があり受けてくださる方々の力を借りることにした。
「本当に、気持ちのある人たちに支えられてきました」
お二人は、多くの方が活動を多方面から応援してくれたと語る。
しかし、その背景には、報酬にはならなくても全身全霊で取り組み、自身でお金を工面しながらも、美しい風景の保存や応援してくれる人の期待に応えようと、邁進しつづけたお二人の姿に、多くの人が心を奪われたんだと容易に想像できる。
魅力的な商品のビジュアルは、菜の花トラストが培った信頼によって勝ち得た、類まれなる共感と共鳴から生まれた産物ではないだろうか。
お目にかかったことがない人が20年も応援、それに応えたい一心
2022年に20周年を迎えた菜の花トラストは、北海道から沖縄まで日本全国の会員に支えられている。
「20周年を機に、20年間支援してくださった方へお礼を送ったんです」
「その中の9割は、実際にお目にかかったことがない方々。お会いしたことがなくても、長くご支援くださる人がいる。だからこそ、お金がないからやめます、なんて言えません」
運営が厳しい状況でも、作業が大変でも、"応援してくれる人たちを裏切れない"という思いが、菜の花トラストのお二人を突き動かす。
菜の花トラストのなたね油のおいしさは、各地の有名シェフお墨付きだ。東京のラグジュアリーホテルやミシュラン星付和食店などでも採用され、その実績から真価がうかがえる。
「毎年この油を楽しみにしてくれてる人たちがいる。だから、やるしかないんです。」
風景の保存のみならず、青森、そして日本を誇る有数の美食を届ける発信源としても、菜の花トラストは重要な役割を担っている。
1回やったら、もう来なくなる。あまりに過酷ななたね油づくり
「本当に、ぜんぶ手作業なんですよ」
「手伝いにきてくださる人は、だいたい終わりには無言になっていきます。」
菜の花トラストの菜の花畑では、菜の花が咲き誇ったあと、さやに種が実るまで約2ヶ月ほどおいてから収穫がはじまる。人の手で収穫をし、棒で叩いて種の採取をする。ふるいにかけて種の分別をし、ゴマよりもはるかに小さな粒の菜種を丁寧に天日干しする。青森の地で年に何度あるかわからない気温28度を超える日を選び、昔ながらの製法をつづけている。
茂さんはいう。
「青森・横浜町は菜の花の作付け面積が日本一だったのに、油をつくっていなかったんですよ。後発でできることとして、とにかくいい油を作ろうとなった」
そこで、最上級のなたね油を目指し、昔ながらの製法を踏襲して非加熱のなたね油作りがはじまった。
「みなさん、手伝いにきてくれるって言うんです。でも、実際に作業をすると、あまりに大変だとわかるみたいで。経験のある人じゃないとむずかしい作業もあるし、私たちができる限りでつづけていくしかないかな…」
桂子さんのお話を聞いて、このおいしいなたね油の背景には、想像を超える手間と工程があることを知った。一消費者としての私たちは、そのありがたみを何も知らずに享受することができる一方、背景を知ることで自分の選んだ消費行動に、たしかな納得感や満足感を持つことができる。
「こんなキャラだから、全国どこでも、お客様ともお友達になっちゃうんです」
そう朗らかに話す桂子さんと茂さんは、全方位に人としての愛情と懐の深さがにじみ出ているお人柄だ。損得勘定抜きに、人と人とのつながりを大切にする。そんな二人が率いる菜の花トラストのなたね油は、わたしたちが風景とつながり、未知なる美食と出逢い、大地からの恩恵を届けてくれる。
<商品説明>
<原材料名>
食用なたね油(青森県横浜町産)
<内容量>
450g / 900g
<ご留意事項>
・本商品は、お一人様1回のお買い物につき3本までとさせていただきます
・直射日光を避けて常温で保存してください
・900g缶には別売りのノズルのご使用がおすすめです
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菜の花トラストのご紹介
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https://nanohana-trust.com/membership/
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