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【畑中あんこ】あんこ好きに贈る、昔からずっと変わらない味(つぶ/こし)

¥680 税込

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▼製造者情報
畑中あんこや
(青森県十和田市西三番町)
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創業60年以上、4代つづく地元で愛される青森県十和田市のあんこやさん。
その土地の材料を使った「あんこ」や「だんご」が、地域の製菓屋さんや住民から長く親しまれている。

「あんこはどこも同じような材料を使うはずなのに、どうしてこんなにも味がちがうんだろう?」
その秘密も探るべく、店主にお話を聞きに伺った。
返ってきた答えは意外なものだった。

【商品価格】
・こし(500g) ¥680
・つぶ (500g) ¥680

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お菓子屋さんから頼まれて、教えてもらってつくった

青森県はとっても広い。1940年代、当時は冷蔵技術が広く普及する前、青森県の十和田市では、地元のお菓子屋さんが、八戸市から製菓用のあんこを仕入れることが多かった。

あんこ作りは時間と手間がかかるため、一軒一軒のお菓子屋さんが一から仕込むのはむずかしい。しかし、夏場になると、八戸市から十和田市まであんこが届くころには状態が悪くなり、地元のお菓子屋さんはあんこの作り手を必要としていた。

当時、1代目のおじいさんは、十和田で仕事をしながらお焼きを売ったり出店(でみせ)をしていた。しかし、地域にスーパーができたことで客足は減っていった。

そのタイミングで、加入していた地元のお菓子組合から、「あんこを作らないか」と地域のお菓子屋さんに声をかけられた。鍋や桶をさずかり、地元の人が必要とするままにあんこづくりは始まった。

「作り方も道具も、ぜんぶお菓子屋さんに教わって、言われたとおりに作ったの」

3代目の店主は、地元のお菓子屋さんたちに教わったあんこ作りを、今も変えることなく作り続けているという。

「特別なことは何もしてない。特徴がないのよ〜!」

畑中のあんこを食べると、どうしても「懐かしい」という感情が湧いてくる。初めて食べるのに、昔を知らないのに、なぜこんな気持ちになるのだろう?

ぜったいに何か秘密があるはずだ。そんな気持ちで店主にあんこづくりのこだわりを聞いた。すると、
「特別なことは何もしてないの。ただ昔っからの作り方をそのまま続けてるだけ。特徴もなにもないのよ〜」

笑いながら答える店主。あまりに想定外の回答、、。畑中のあんこを食べたらわかると思うが、どうやってもその味は他のあんこと違いがある。言葉に言い尽くせない、懐かしくって温かみのある味。

「昔から作り続けてるから、私たちには何が違うのかわからないの。」

地元のものを使った、地元につづく、地元の味

青森県の十和田地域では、ことあるごとに「だんごを作って食べる」という風習がある。
日々のおやつに、葬式に、田植えや農作業のおやつに、お彼岸やお盆に。とにかく地元のお母さんが集まって、だんごを作って食べることが日常だった。

「なべっこだんご」「かますもち」「へちょっこだんご」「あられ」
それぞれ、この地域で食べられている餅菓子やだんごの名称である。東北エリアの人以外は聞き馴染みのない言葉だと思うが、それぞれに食べ方や役割が決まっている。

畑中あんこでは、創業当時から変わらず「地元の材料」を使っている。小豆や餅粉など、できるだけ十和田のものを中心に、北海道の小豆とブレンドをしながらお店の味は生まれる。

お米はたくさんで炊くとおいしいっていう。それと同じかな。

少しだけ店主がヒントをくれた。

「同じ材料でね、同じ分量で、同じように作っても、家でつくると味が違うみたい。」

お店と同じようにあんこを作っても、設備や環境が違うと味に差が生じるという。

お店では、業務用の大きなボイラーで小豆を蒸し、専用の機械で練り上げる。
火力も熱量も違うからこそ、家庭ではできない味に仕上がるのか。

「ごはんってたくさん炊くとおいしくなるっていうじゃない。あれと一緒かもね。」

地元のお母さんの、手作りの味のだんご。特別なものじゃないよ。

畑中あんこが作る、一つひとつ手作りのだんごも多くの人を魅了する逸品だ。

「本当に手作業。一回に40個くらいしか作れないから、お彼岸になると何度もだんごを蒸しながら次を仕込んでってやるの。」

「この辺のね(十和田の)、お母さんが作って普通のおだんご。特別なものでも何でもないんだよ。」

この"特別じゃないもの"が、いつから"特別"になってしまったんだろう。
地元のお母さんがつくるだんご。家で手作りするだんご。手作りのだんごを食べる日常が、いつのまにか遠い暮らしの、非日常になってしまった。
日本の東北の、昔からある手作りのお母さんの味。それが当たり前に食べられる今を、もっと大切に噛み締めていかなければと思う。

商品説明

こしあん(500g)

こしあん(500g)

つぶあん(500g)

つぶあん(500g)

<原材料名>
小豆(国産)、砂糖、食塩
本品製造工場では小麦・くるみ・ごま・大豆・まつたけを含む製品を生産しております。

<内容量>
500g

<ご留意事項>
・常温でお届けします
・保存料は使用しておりませんので、開封後は賞味期限に関わらずお早めにお召し上がりください



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